堆肥散布はこの時期しかできない。
『良い作物は良い土壌から』とはよく聞くことばで『茶の樹も土壌が重要』です。
●なぜこの時期に散布するの?
9月の下旬頃~10月の中旬頃、根が活性(活発)になり新根の発生が多くなります。その為、活性する前のこの時期が、堆肥(有機物)散布などの土壌改良が唯一行えるのです。
●なぜ堆肥(有機物)なの?
健康な土壌を長期的に保つ為に堆肥(有機物)を散布します。
有機物は土の中の微生物によって分解され、栄養分は茶樹に吸収されると同時に、微生物を増やします。そして、その微生物が有機物を分解→栄養は茶樹に吸収・微生物の増加...分解→吸収・増加...という循環を行い、土壌の「肥をもつ力」(保肥力・保水力)が増していきます。有機物の散布により地力ある土壌に変えていくという効果が得られます。
参考文献【茶園管理12カ月/農文協・茶大百科Ⅱ/農文協】
農作業は年がら年中ありますが、作業できる時期は限られています。